僕は医療現場や介護の現場だけでなく、健康増進施設で活動していたからこそ感じることがありました。
それは特に介護保険を利用できる年齢でない方達が、入院や外来リハビリが終了した後、運動を続けたくてもどうすればいいのかわからないということが多いという事です。
そんなお悩みの方に、ピラティスをやってみるのはいかがでしょうか?
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現在のリハビリ後の運動の現状
日本でのリハビリにおいて現在、リハビリ算定日数(簡単にいうとリハビリを受けることが出来る期間)というものがあり、変性疾患や骨折・外傷等の運動器疾患においては、発症時期また手術、急性増悪した日から150日間がリハビリ上限日数となっています。
(一定の条件下の方であれば、150日を過ぎた後も回数の制限はありますが継続してリハビリを受けることが可能)
リハビリ終了後、高齢者の方であれば、デイケアやデイサービス、また訪問リハビリ等の介護保険による介護サービスを利用し、運動等のリハビリを続けられる方が多いと思います。
しかしまだ介護保険を利用出来ない年齢の方は、リハビリ終了後はどうされているのかというと、おそらく知る限りでは、自宅で自主トレに励んだり、フィットネスクラブ等を利用し運動に取り組まれているのではないかと思います。
そんな方々に対し、リハビリ後の運動として非常にピラティスは有効です。
リハビリ後の運動にピラティスがお勧めな3つの理由
point1:ピラティスの起源は負傷兵のリハビリ
ご存知の方もおられるかもしれませんが、ピラティスは元々、ピラティスの創始者である「ジョセフ・ピラティス氏」が、第1次世界大戦中に負傷兵達のリハビリとして始めたと言われています。
当時は現在のようなピラティス専門のマシンではなく、病室にあるベッドにスプリング等をつけて負傷兵に運動指導していたそうです。
point 2:体に負担の少ない動きを手に入れられる
ピラティスの良さは沢山ありますが、リハビリ後の運動として特に良い点だと思うのは、体に効率の良い動き方を学ぶ為に非常に効果的なエクササイズが沢山あるというところにあります。
例えば、よく聞かれる五十肩やヘルニア、膝の痛みなどはなぜ起こると思いますか?
もちろん加齢による関節の変化はもちろんあると思いますが、原因として非常に多くは普段の体の使い方や生活習慣による影響が大きいのです。
point 3:幅広い年代の方が継続しやすい運動
先ほどもあげたように、ピラティスは体に負担の少ない動き方を学ぶ為に非常に効果的なエクササイズです。なのでピラティスは、年齢や性別問わず幅広い年代の方に行っていただける運動です。
まれにご自身でトレーニングをした際に、逆に怪我をしてしまった。なんていう声も聞くことがありますが、ピラティスのエクササイズは体への無理な負荷をかけすぎず、自分の体重を支えてトレーニングするいわゆる「自重」を使った動きが多くなるので、体に過度な負担をかけすぎたことによって起きる怪我は少ないと思います。
またピラティスには専用のマシンがありますが、このマシンが非常に効果的に体の変化を促してくれます。例えばなかなか出来ない動きの補助をマシンがしてくれるので、マシンを使用せずに行うエクササイズよりも実は難易度を下げてくれたり、またマシンの使い方によっては難易度をあげることも出来るなど、幅広く難易度の設定が可能です。
個人個人の体の状態に合わせてエクササイズを選択できるので、体の変化もより早くなります。
リハビリ後の運動をお探しの方は一度体験してみませんか?
当ブログの管理人である私は、リハビリの国家資格である理学療法士とピラティストレーナーの資格を取得しています。
理学療法士とは、病院やクリニック、介護施設などでリハビリの仕事を行っている医療国家資格の職業です。
「リハビリを終了したが、まだ体に不調が残る」
「今後また痛みが出ない様にしたい」
「また症状が悪化し手術に至らない為の予防したい」
などのお悩みをお持ちの方は是非一度お問い合わせください!
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渡里恭平
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